2009年5月13日水曜日

ヒートアイランド対策で大阪市庁舎屋上にサツマイモを植え付け

 「日本一暑い」といわれる大阪の夏を冷やそうと、大阪市役所の屋上で12日、平松邦夫市長と園児29人がサツマイモの苗を植え付けた。

 市が今年度から始めたヒートアイランド対策の一環。公共施設の屋上でサツマイモを栽培したり、ゴーヤを壁面に植えたりして都心部を冷やす試みだ。

 10月ごろにはイモの収穫を予定。ゾウのエサに利用するほか、園児たちにも贈られるといい、園児は「大きくなーれ」と将来の“おやつ”に熱い視線。


大阪の夏は、確かに、ひどく暑いです。大阪の街を歩いていると、ビル群の中に、申し訳程度に木々や草花などの緑が植えられているのが分かりますが、「この程度では殆ど関係ないんだろな」というのがアリアリと分かる程度のものです。

先日、とある研究会に参加した際、南米をバイクで旅してきた経営者の方がおっしゃっておられたのですが、木を伐採していって山に地肌が増えていき、山肌がドンドン増えていくと山が崩れていき、やがて一面が砂漠のようになっていく、と。

ここだけを切り出して考えると、「当たり前じゃないか」と思ってしまうようなことですが、しかし、いまのこの大阪の現状を考えるとどうでしょう?

空室率が増大しているビルが増えている中で、また新しく大きなビルを建てていて、緑を減少させたり日当たりを悪くさせたりしている中で、新たな空室率を生む要因を自分達で作りつつ、ヒートアイランド現象に拍車をかけつつ、「暑い、暑い」と。

・・・なんだか、ひどくバカっぽく感じるのです。
自分で自分の首を絞めて「ああ苦しい」などと口走ってるような。



日本人は、いつ頃から目先の利益でしか行動できなくなったのでしょうか?

5年先、10年先、20年先・・・そして、次世代の子孫のために、
いま私達が行動していることは、貢献できているのでしょうか?

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