2009年10月29日木曜日

WEB+DB Press Vol.53

現在発売中の雑誌「WEB+DB Press Vol.53」で

Paul Graham氏による「スタートアップのアイデア」が

30ほど掲載されていました。



もう既にあるものでも、まだまだ切り込む余地が

あるんじゃないか、という思想が裏にあるような

気がします。



こういった提言は、読んでいて、とても刺激を受けます。

2009年10月14日水曜日

技術者?

世の中、上を見ればキリがないワケです。

PHP で Google 第一回 Google の PageRank を PHP で実装

この方、学生さん?

たぶん、まだ若いですよね、きっと。



早く、プログラミングしなくていい立場に

自分を持って行きたい、今日この頃です。。。

ベイジアン・フィルタ

PHPで作成したベイジアン・フィルタのサンプルがあります。

http://code.google.com/p/phpspamdetection/



このまま使うと、
  • 日本語がアレだし
  • セキュリティ的にアレだし
といった感じで使いものになりませんが、

まあ、あくまでサンプルということで、ご参考まで。

2009年10月13日火曜日

COBIT

一生懸命「フレームワーク」という言葉を使っているが、

COBITが社会に何か新しい価値をもたらすとは

私には思えない。

技術者の立場からは。



ある成熟度から次の成熟度へ移るために

一体何をどうしたらいいのか

その手段を示すような資料が無く、

いまをどう観察するべきかの判断基準ばかりが並び、

いわゆる評論家のための裏付け資料にしか

なっていないような気がする。



質問は、「Why」ではなく「How」であるべきだ。

2009年10月12日月曜日

IBM Innov8 2.0

休日とは言え、休むことが出来ない私ですが、

先ほど、ちょっと調べ物をしていて、面白いものを見つけました。

Innov8 ゲームで学ぶビジネス・プロセス・マネージメント



まったく知りませんでしたが、IBMが提供している、

BPM学習用オンラインゲームのようです。

ただ、実際にプレイするためには、

IBM-IDというものを取得する必要があるようです。

Innov8



ネットで検索すれば詳細なレポートも散見されます。

フォトレポート:オンラインビジネスゲーム「INNOV8 2.0」



「SOAって、何?」とか「BPMって、何?」って方は、

一度、遊んでみるのも一興かと思います。



ご参考まで。

2009年10月8日木曜日

駆け足

『28歳、年商179億円。2005年12月、会社設立からわずか48ヶ月あまりで株式上場を果たした、若き社長』というような言葉で語られるのをよく目にしていたエスグラントコーポレーションさんが、民事再生法の適用を申請して受理されたことを知りました。こちらにある年表を眺めていると、急ぎ足でマーケットを駆け抜けたといった印象を受けました。

2009年10月6日火曜日

昨年の今頃

昨年の今頃、私は東京にいて、ある大型プロジェクトに参加していました。

その頃のことを、今では遠い昔のことのように思ってしまいます。



いま、訳あって、PMBOKのおさらいをしてみているところですが、

ふと当時のことを思い出してしまいました。



他意はありませんが、IT業界での失敗プロジェクトのほとんどでは、

計画段階での失敗要因、たとえば、

  • 求められた納期・コストで、無理矢理、計画を立てる

  • そもそも"計画"というものに対する理解が浅いため、必要な情報収集や状況分析をしないで、いい加減に計画する(「経験」という名のヤマ勘の下に)

  • 計画の妥当性が検証されていない

  • 無理な計画だが"やる気・根性"があれば乗り切れると思っている

が揃っている場合が少なくありません。

この場合、発揮すべき能力を発揮していないのは、

多くの場合、元請企業などの計画作成者や、

プロジェクト・マネージャー以上のマネージャーです。



この場合、その影響を真っ先にダイレクトに受けるのは

末端(下請け・孫請け)のSEやPGですが、

一番大きな影響を受けるのは、クライアント様です。



元請企業は、社会的にも名の知れた大企業だったりしますが、

いつまで経っても改善されないで、いつもいつも悲劇を繰り返して

いるようにすら見えることがあります。

これは、結局損失を被るのが、

元請企業(計画作成者・マネージャー)ではなく、

下請・孫請の企業のSEやPGだったりするからではなかろうか、

と私は思っています。



計画を杜撰にしたまま突貫工事に突入して、

都合よくうまく行くことなど

まずないと考えて間違いありません。

ただひたすらに周りを不幸に貶めていくだけです。



クライアントに迷惑を掛け、

その皺寄せを下請けに投げつける、

そういうものにだけは成りたくないと思います。



そういうものに成らないための第一歩は、

真っ当な計画を立てること

これに尽きると思います。



お客様はITの専門家ではなく、その為、

お客様から要求されるスペック・納期・コストのバランスが

異様に悪いのは、これはもう仕方のないことだとは思いますが、

お客様の要求に合わせていては、真っ当な計画を立てる

弊害にはなっても助力となることはまず無いです。

申し訳ありませんが。



そのため、真っ当な計画を立てるために、

お客様からの要求に対して異を唱えたり

改善案を提示させていただいたりといったことは

これこそ計画立案者の使命であり仕事だと

私は考えています。



そうすることが、最終的には、お客様のためになるから。

2009年10月3日土曜日

ワイヤレス給電システム

久々にワクワクする話題に触れることが出来ました。

テレビなどに使える“ワイヤレス給電システム”、ソニーが開発
ソニーは10月2日、電源コードを接続せず、テレビなどの電子機器に電力を供給できる「ワイヤレス給電システム」を発表した。約50センチ離れた場所にある電子機器に60ワットの電力を給電することが可能になる。

 送電デバイスから供給された電力エネルギーが、同じ周波数で共鳴している受電デバイスのみに伝播する磁界共鳴型の非接触給電技術を採用。送電/受電デバイスの位置関係がずれていても高効率の給電が可能で、かつ送電/受電デバイスの間に金属が入っても、熱くはならないといった特徴がある。

 新開発の給電システムは、ソニーが通信・放送分野の商品開発で培ってきた高周波伝送技術を応用した整流回路を搭載。整流を含めても約60%という給電効率を実現した。また送電・受電デバイスと同じ周波数で共鳴するリピーターデバイスを開発。デバイスのみの基礎実験では、リピーターを送電/受電デバイス間に配置することで、給電効率を維持したまま給電距離を50~80センチメートルまで延ばすことに成功したという。


某社製ロボットの納品のため、開催前の愛知万博の会場で作業していた頃、他社のロボットが非接触型充電だというので驚いて見に行ったら、「それって、もうほとんど、くっ付いてるやん!」と声を上げそうになったのを覚えている。・・・あれから4年。とうとうこういう時代が来たかと、胸が躍りそうになります。



私の描く最も安直で楽観的な将来像としては、この世界中のどこにいても、十分に安定した無線LANとワイヤレス給電システムが無料で自由に使える、そんな素敵な世界。

永遠に来ないと思いますけど。(笑

2009年10月1日木曜日

"見直す"ということ

「過去に作ったものを見直す」ということ、これはとても大切ですよね。

世の中のシステムやソフトの不具合の80%は「観点漏れ」が原因だという人がいます。80%という数字の根拠は知りませんし、何かを正確に表した数字だとも思えませんが、「不具合の原因は、観点漏れが一番多い」と言いたいのであれば、それは、感覚的には、当たってるような気がします。

過去に作ったものを見直すとき、当時と同じ観点で眺めるだけであれば、あまり見直す意味はない気がします。そういう時には、見直しを掛けたところで、大した違和感もなく眺めていられるんだと思います。

しかし、過去に作ったものをいま見直してみて、何か違和感を感じるようであれば、そこには、過去に作ったときには気付いていなかった・漏れていたような「観点」が含まれている可能性があると、私は思っています。

そのため、見直しを掛けるときには、「観点漏れ」を摘出する作業の一つとして、この違和感の正体を見極めることも重要と考えています。

何か「観点」が漏れていないか?
そのことに集中することで、見えてくるものがある場合があります。