サイバー攻撃の「指示役」、日本のコンピューター8台も
米国や韓国の政府系など公的なウェブサイトが今年7月、集中的なサイバー攻撃を受けて一時接続できなくなった問題で、日本の大手通信関連会社などの基幹コンピューター(サーバー)8台がコンピューターウイルスに感染し、サイバー攻撃を指示していたことが、日韓の捜査当局などの調べで分かった。警察庁によると、国内のコンピューターが大規模なサイバー攻撃の指示役として利用されていたことが判明したのは初めてという。
「日韓などの捜査当局によると、被害サイトを直接攻撃したのは、
主に韓国の約5万5千台のパソコンだった。
これらのパソコンは、韓国語の六つのウェブサイトから
ソフトをダウンロードなどした際に、
何者かが仕組んだボットウイルスといわれるウイルスに感染。
遠隔操作による指示を受けた場合、
パソコンの使用者が知らぬ間に、特定のウェブサイトに対し、
一斉にデータを送る攻撃をするように仕組まれていた。 」・・・(A)
「これらのパソコンに具体的な攻撃先などの指示をしたのが、
59カ国の416台の基幹コンピューターだった。
いずれの指示役コンピューターも、サーバーと言われる高機能タイプで、
ハッキングによってウイルスを送り込まれたとみられている。」・・・(B)
あまり詳しい内容が分からないのですが、上記を読む限り、
(A)は、パソコン使用者の不注意(ボット対策不備)、
(B)は、サーバー管理者の不注意(ハッキングされてた)
であるように思えます。
で、(C)=犯人は、あらかじめ(A)でボットをばら撒いておきつつ、
(B)をハッキングしていつでも乗っ取れるようにし、
ここぞというときに、(B)から(A)に対して攻撃命令し、
(A)が一斉に攻撃を仕掛けた、といったところでしょうか。
セキュリティに穴があった場合に怖いのは、
自サイトが攻撃されるだけでなく、
上記のように「踏み台」にされてしまうことがある、
ということが、よく分かる事件ですね。
これは、対岸の火事ではなく、そこら辺の一般家庭にあるPCが
サイバー攻撃に加担する可能性がある、ということですよね。
って言うか、実際、今回はそうやったんでしょうし。
自宅のPC、大丈夫ですか?
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