モバイル向け広告配信プラットフォームを運営する米AdMobは8月27日、iPhone、iPod touch、Androidの約1000ユーザーについて2009年7月の調査レポートを公表した。主な結果は、
- Andoridユーザーは月に約9本、iPhoneユーザーは約10本のアプリをダウンロード。これに対してiPod touchは18本と多い。
- 有料アプリについては、Andoridユーザーが月にダウンロードするのは約1本、iPhoneユーザーは約2.6本と、2倍以上の差がある。
- コンスタントにアプリ購入するユーザー層は、平均して月に5本、9ドル分のアプリをダウンロード。
- 毎月1本以上の有料アプリをダウンロードするユーザーの比率は、Androidユーザーで90%、iPhoneで50%、iPod touchで40%。
- アプリの購入の動機でいちばん多かったのは、無償版を気に入ったから。
- 米国のスマートフォン利用者の比率は、iPhoneが60%、RIMが13%、Androidが12%。
つまり、絶対数を考えれば、いまはAndroidよりiPhoneでしょう、ということらしいです。私は、こういう統計は、常に、疑ってかからないといけないと思っています。しかし、体感的にいってもこれはある程度現実に即した数字ではなかろうかという気がします。
昨今、モバイルという潮流は無視できないですよね。通常の携帯で携帯サイトがどうのこうの言ってる内は、開発者として全く食指が動きませんでしたが、iPhoneには惹かれるものを感じます。WILLCOMの情報端末あたりから注目度を強めているモバイルですが、現在、iPhoneに対抗し得るコンセプトを持った製品が見当たらない気がします。iPhoneは、恐らく、少なくともあと5年くらいは「本命」感を漂わせ続けるだろうと思っています。
あとは、手を出すかどうか、だけです。このとき、私の場合、3通りの考え方があります。つまり、「ユーザとして、手を出すかどうか」という視点、「開発者として、手を出すかどうか」という視点、そして「経営者として、手を出すかどうか」という視点の3つです。
このとき、私の場合、幾つかの阻害要因があります。
- 携帯電話を買い換えたばかり
- Apple社の文化に馴染みが無い(Mac,iPodなどの製品、囲い込み戦略、MacOSのような環境)
- Apple社の掌の上で踊るのが、少し、イヤ
- 事業ドメインとしてハナから外していて、まったく考えていなかった
つまり、3つの視点の内、ユーザとしての視点と経営者としての視点から言うと、上記阻害要因のために、iPhoneには手を出したくない。でも、開発者として見た場合には非常に魅力的です。そして、開発者としての勘が、iPhoneの「本命」感を捉えて離しません。
・・・いま、困っています。(笑
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